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CSRマネジメント

CSRマネジメント

CSR担当役員から

 当社は、優れた環境性能を有する製品・技術の普及と持続的な成長を通じて、雇用の安定的拡大を実現し、企業の社会的責任を果たすという姿勢を貫いてきました。
 当社のCSR推進活動は、2008年4月の「CSR憲章」発効から本格化しました。同時に全社組織であるCSR委員会を設置し、国際的な基準に則ったCSRマネジメントシステムの海外主要事業所への導入を進めました。2010年度の導入完了により、一通りCSR推進体制を構築できました。体制ができあがるとともに社員の意識も高まり、CSR推進活動への自主的な参加が盛んになってきました。海外の小学校に現地の言葉で書かれた本を贈る「ブックキス・キャンペーン」がそれを象徴しています。
 昨年当社は、2015年度までの中期CSRビジョンを描き、特に社会的関心の高い課題「CSR調達」、「生物多様性の保全」、「CSRの対象範囲の拡大」について、ロードマップを策定しました。CSR委員会が全体の方向性を定め、各事業所が重点的に課題に取り組むことで、解決を図ります。
 世の中になくてはならない会社を目指し、今後も社会への貢献を続けていきます。

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CSR委員会のビジョン

 2010年6月、CSR委員会で2015年までの中期ビジョンを策定し、次の3つの重点課題への対応計画を練りました。

1 CSR調達

 顧客の多くが当社事業所のCSRを監査しています。同様に、当社のサプライヤーに対しても当社がCSRについての監査を行うことが求められています。現在はセルフチェックで監査に代えていますが、今後当社の事業所でCSR監査員を養成し、実際の監査を行えるようにしていきます。

2 生物多様性の保全

 生物資源の継続的な利用を可能にするために、生物の種類を減らさないようにする取り組みが、社会の大きな潮流となっています。2010年度には、公的なガイドラインに準拠した当社の方針を制定・公開しました。今後、徐々に系統的な取り組みを行っていきます。

3 CSRの対象範囲の拡大

 現在、当社の事業所を対象とした「CSR委員会」と、関係会社8社を中核とした「CSR連絡会」の2本立てでCSR活動を推進しています。今後、「CSR連絡会」の加盟会社を増やすと同時にレベルアップを図った上で、「CSR委員会」との統合・一本化を目指します。

CSR推進体制

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CSR推進体制

 2008年4月にCSR新体制を発足させました。CSR委員会を取締役会のもとに設置し、その事務局として専任組織であるCSR推進室を設置しました。CSR委員会は、取締役会により任命された委員長および選任された委員により構成され、活動方針や年度計画などの重要事項の審議、意思決定を行います。
その決定に従い、CSR推進室が中心となり、国内外を含めた事業所のCSR推進責任者と連携し、活動を展開します。
 また、2010年11月に、グループ全体のCSR活動を一層推進するため、CSR委員会とは別立てで、関係会社8社を中核に「CSR連絡会」を設立しました。12月には、互いの課題、活動情報などを交換・共有するため、第1回会議を開催しました。

CSR推進体制

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CSRマネジメントシステム

 当社は、CSR体制の構築と確実な運用を図るため、マネジメントシステムの枠組みを作り、事業所単位で導入・運用しています。

●基本的な考え方
画像説明文

 当社は、国際的な基準に則り、一貫性のあるCSR活動の展開を目的として、事業所単位でのCSRマネジメントシステムの導入・運用を進めています。
 各事業所が、国際規格であるISO14001(環境マネジメントシステム)、OHSAS18001(労働安全衛生マネジメントシステム)の要求事項に加えて、主要顧客が加盟する電子業界の行動規範(EICC)から、人権・労働・倫理行動規範に関する要求事項を採択し、所在地域の特性を勘案して1つのマニュアルにまとめています。
 当社の主要生産拠点である中国、フィリピン、タイ、ベトナムの計6事業所で導入を完了し、運用しています。
 これらの取り組みにより、着実にCSR活動の成果をあげることができ、企業価値の向上につなげています。

●プロセス管理

 CSRマネジメントのしくみは、関連するマネジメントシステムの国際規格に準じて構成しています。CSRマネジメントシステムは、マネジメントの基本原則とされているPDCAサイクルにより、方針・目標の策定からマネジメントレビューまでのプロセス管理を確実に実施し、継続的改善を図っています。

CSR推進体制

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CSR推進活動の目標と実績

CSR 活動項目 2010年度目標 2010年度実績 2011年度目標
CSRの啓発
  • ■eラーニングによる教育を海外事業所へ展開するためのシステム構築
  • ■CSR通信教育の継続
    特に海外事業所の受講者を増加
  • ■海外事業所を含め、累計1,992名がeラーニングを修了

  • ■海外事業所向けのCSR通信教育の受講機会を年1回から年2回に増加。累計885名が通信教育を修了
  • ■英語版・中国語版eラーニング教材の開発

  • ■CSR通信教育の継続。特に新設事業所への展開
CSR
マネジメント
システム
  • ■海外主要6事業所にCSRマネジメントシステムを導入
  • ■導入済事業所でシステム運用による継続的改善
  • ■主要サプライチェーンに対するCSR調達の推進
  • ■海外主要6事業所にCSRマネジメントシステムを導入完了
  • ■導入済事業所でシステム運用による継続的改善中
  • ■主要サプライチェーンに対してセルフチェック方式によるCSR調達を実施中
  • ■事業所主体の主要サプライチェーンに対するCSR実地監査の推進
社会貢献活動
  • ■プラン・スポンサーシップへの参加の継続
     
  • ■事業所周辺清掃、献血などの地域貢献活動の推進
  • ■プラン・スポンサーシップのしくみを利用したブックキス・キャンペーンの実施
  • ■事業所単位での事業所周辺清掃、献血の実施
  • ■ステークホルダーとの協同による、事業所単位での生物多様性保全活動への取り組み
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CSR活動の事例

ブックキス・キャンペーン

 2010年度は、公益財団法人プラン・ジャパンと協同して、海外の小学校に現地の言葉で書かれた本を贈る「ブックキス♥キャンペーン」を展開しました。
 当社の海外事業所が社員とその家族から読み終えた本を集め、プラン・ジャパンが各国の支援地域と調整して本の寄贈先を決定し、各国のプラン事務局が寄贈先の小学校へ本を運びました。それぞれの持ち味を生かした連携により、計3,085冊の本が集まり、各国の支援地域の小学校に寄贈できました。

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プラン・スポンサーシップへの参加

 国際的な社会貢献活動の一環として、2008年度から、公益財団法人プラン・ジャパン(※1)が推進するプラン・スポンサーシップに参加しています。
この活動は、途上国の地域開発を目的としており、当社は継続的な寄付と子どもたちとの交流を通じて、途上国の子どもたちの生活環境改善を支援しています。活動地域が自立するために、地域住民が主体となり活動が進められています。
現在、当社の国内および海外事業所の社員40 名が、中国、フィリピン、タイ、ベトナムの4 ヶ国の活動地域を代表する子どもたち40 名と手紙を通じて交流しています。これまで往信157通、返信161通の手紙を交換してきました。
2011年6月には、タイのスリサケット活動地域が、生活環境改善の結果、自立することができました。当社はプランを通じて、タイの地域開発支援を一層必要としている地域での活動を新たに支援しています。
今後もプラン・ジャパンと協同して、引き続き途上国の地域開発や生活環境の改善を支援していきます。

※1:公益財団法人プラン・ジャパン
国際NGOプランの一員として、共通の目標・使命のもと、途上国開発を推進。
国際NGOプランは、世界65カ国で活動を展開しており、国連に公認・登録されている民間の団体である。
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